市会議員・黒田みち「私のあゆみ」


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第8回

第1章あんたはうちの子やない

<8>近所からも優しくされ


 近所の大人の優しさにもずいぶん救われました。
 特に家の向かいの前野のおっちゃん、おばちゃんのことははっきり覚えています。
 子どもさんが居られなかったので、私のことをとっても気にかけてくれていました。
 「ちょっとおいで」といって半紙に包んだお菓子をくれたり、
 ひとりぼっちで家にいると「困ってへんか?」と声をかけてくれたりしました。

 ある日、近所の田んぼで採ってきた大量のオタマジャクシが死んでしまって
 どうしていいのか・・・と思っていると
 「大丈夫、大丈夫・・・」ときれいに始末をしてくれました。

 近所のおばちゃんも
 「一緒に畑に行こうか」とリヤカーの後ろに乗せてくれて
 連れていってくれたりしました。

 どの家にも鍵がないような時代・・・
 きっと、「あそこの家では、よそで子どもを作って連れて帰って来てるで」といったことはご近所の間で知れ渡っており、よけい優しくしてくれたのかもしれません。

 家では「あんたは、うちの子やない」と言われ、針のむしろだっただけに
 学校での先生
 近所のおっちゃん、おばちゃん達の優しさが嬉しく、救いでした。

 もちろん
 その頃の小さい私が
 「お互い様」というコミュニケーションを知ろうはずがありません。

 でも・・・
 二重にも三重にもあるコミュニケーションの輪の中で

 私はいつも「ごまめ」でしたが・・・
 異年齢のこども集団の輪の中で育っていったことはいうまでもありません。

 守口は湿地だったため
 亀やヘビがいつも居る・・・
 まだまだ田んぼや畑があったので
 根っこのついたままのお豆をもらってひきずって帰ったり
 ひとりぼっちでもひとりじゃない空間がたくさんありました。

 寂しさを感じさせるのも人
 その寂しさを埋めてくれるのも人
 
 「特別」だからこそ
 違う温もりの輪の中で
 こども時代だからこそ
 それが
 日常・・・となっていきました。
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by 6570295 | 2011-08-15 17:44 | 私のあゆみ